恋時


 

 

 

 

    み ち
我が道程に華はあるかと問いただす

      君の残影かすかに揺れて

 

 


 

 

 

 恋告げるメジロ来たりて愛よ来い

     モカの香りにビバルディ聴き

 






 

 

 

ヒタヒタと肌で感じる樹々の息

     我が身あずける森の精へと

 

 


 

 

 

 けんかして息苦しいよワンルーム

      君を迎えにマクドナルドへ

 


   

   

エスプレッソ飲み干す時の苦さかな

           かけら
     恋の破片のケガいつ癒える


(平成の万葉集に収載)

 


 

 さあ早く齧ってごらん判るから

       熟れた果実が街角あふれ

 


 
   

ベッドルームに朝のこもれび心射す

      乱れたシーツに彼の残り香

 

 


 リビングにそっと置かれた存在感よ

       別れた日付けの英字新聞


(平成の万葉集に収載)